針灸に関する用語の解説

針灸治療に関する用語集

【 メニエール氏病 】

ある日突然始まっためまい。。。
耳鳴りもひどく、寝ていても辛いのに周囲からはなかなか
理解してもらえない。薬を飲めば症状を抑えられるけど、
いつまで薬を飲み続ければ良いのか。。。

階段を降りている時に、ガクンと倒れる怖さ
車の運転時にいきなり視界がグルグル回り始める
洗顔時に目をつぶるとグワーンとフラフラと揺れる
眠りたいのに波に揺られているかのようで落ち着かない
いつ症状が出るか分からないので外出がおっくうになる

これらはメニエール氏病を発症した方々の声です。

 
メニエール氏病とは、国の指定する難病(特定疾患)で
耳鳴りや難聴を伴う回転性の眩暈発作が反復する
病態
です。心身のストレスが発病に大きく関与

しています。

突然、景色がぐるぐる回るような回転性のめまいが起こり、
それと同時に耳鳴りや難聴・耳が塞がれるような感覚に
なります。ちょうど船酔いのような状態になり、気持ち悪く
なって吐き気を催したり、冷や汗が出るなどの自律神経
症状も起こることがあります。

めまいが治まると、耳の症状や自律神経症状も治まります。
このようなめまいの発作がたいてい30分から数時間続きます。
そして、何度も発作を繰り返しているうちに難聴が少しずつ
酷くなり、だんだんと聴力が悪化するといわれています。
難聴であるのに、大きな音や高音が大きく響くように聞こえる、
補充現象が起こることもあります。

中医学や東洋医学では「眩暈」(げんうん)という
病名があり、古くからメニエール氏病の症状やその
対策を知っていました。

メニエール氏病の針灸治療は中国で1960年代の初頭
にすでに報告があります。

発病の早い時期に針灸治療と西洋医学を合併してすれば、
よい効果が得られることが多いです。

メニエール氏病の原因は?

メニエール氏病のはっきりとした原因はまだ分かって
いません。遺伝的な影響もないとされています。
ただ症状を起こす素因として、内耳の内リンパ水腫が
あります。

 

内耳はリンパ液で満たされている器官ですが、何らかの
理由でリンパ液が多くなりすぎ、水膨れの状態になる
のを内リンパ水腫と呼びます。

 
病院での治療は?

病院では、聴力の検査や平衡機能検査や頭部のCTやMRI
などの画像診断が行われ、薬での治療が一般的です。
しかし、重度の場合は手術が行われる場合もあります。

針灸治療では?

 
針灸治療では、はりやお灸を使って体内の水分の循環を
良くするための治療を行います。

メニエール氏病は30歳台後半から40歳台に多い病気で、
働き盛りを襲う病気とされています
発病の背景には、精神的・肉体的疲労・ストレス・睡眠不足
などが大きく関係していると考えられています。

 
ある日突然、症状に襲われないためにも治療の前に
まずは生活習慣に気をつけたいですね。